小学校受験を通じて感じたこと 2
ひとりでとっくん365は1~12巻まである。
年中11月~年長10月にかけてじっくり行うもののようだ。
なお私は子供を保育園に通わせているため普段は年長等と表現することはないが、便宜上そのように記す。
さすがに1巻2巻あたりは息子も簡単だったらしい。
子「僕天才だからお勉強いくらでもできるよ!」
とうそぶいていた。
3巻あたりから雲行きが怪しくなってきて、不注意が原因のミスが目立つようになってきた。
いや、子供が不注意なのは仕様だ。
丁寧に教えることに意義があるのだ、と、寝る前の約30分間を勉強にあてながら思った。
ガリ勉くんになってしまってはいけない。
試験では筆記のみならず、手先の器用さや身体能力を問う考査もある。
6月、私は公園に繰り出した。
会社を17時に退勤し、保育園から子供たちを回収し、自宅最寄りの公園に連れて行った。
そして例の熊歩きをはじめ、縄跳びや鉄棒をやらせてみた。
熊歩きはかねてからそれらしい動きをして追いかけてきたりしたことがあったので、軍手をして楽しそうにやっていたが、あれは真面目にやると相当疲れるのだろう。
木の棒でコースの線をひき、辿らせてみるが、息も絶え絶えの顔をしていた。
そして縄跳び。
飛べない。
知らなかった。
やったことがないから当たり前だ。
鉄棒。
逆上がりもやったことがないから当然できない。
私も産まれてから今日に至るまで逆上がりはできないため人のことはいえないが。
7月に単発の講座を申し込んでいたため、せめてそこで恥をかかないよう晴れの日はひたすら公園に通った。
今年の6月は異常に暑かったと思う。
お茶と虫除けスプレーの消費量が凄まじかった。
本当は筆記の模擬試験も経験させたかったが、分からないことだらけの問題を前にしてトラウマを植え付けてはならないと思い、運動関係の講座だけを申し込んだ。
7月初旬。
息子には運動会に行くよ~と説明し、理英会の講座に連れ立った。
私立小学校に足を踏み入れるのは初めてだった。